平成30年介護報酬改定審議報告 口腔・栄養

2018年3月13日

(1) 口腔・栄養
1 居住系サービス及び施設系サービスにおける口腔衛生管理の充実
【特定施設入居者生活介護(★)、地域密着型特定施設入居者生活介護、認知症対応 型共同生活介護(★)】

ア 口腔衛生管理体制加算の対象サービスの拡大 歯科医師又は歯科医師の指示を受けた歯科衛生士による介護職員に対する口腔ケアに係る技術的助言及び指導を評価した口腔衛生管理体制加算について、現行 の施設サービスに加え、居住系サービスも対象とすることとする。

【介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人保健 施設、介護療養型医療施設、介護医療院】

イ 口腔衛生管理加算の見直し 歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が、入所者に対して口腔ケアを行うことを評価した口腔衛生管理加算について、歯科衛生士が行う口腔ケアの対象者を拡大する 観点から回数の緩和をするとともに、当該入所者に係る口腔ケアについて介護職員 へ具体的な技術的助言及び指導を行うことで口腔衛生管理の充実を図るため、以下 の見直しを行う。

i 歯科衛生士が行う口腔ケアの実施回数は、現行の月4回以上を月2回以上に見 直す。
ii 歯科衛生士が、当該入所者に係る口腔ケアについて介護職員へ具体的な技術 的助言及び指導を行い、当該入所者の口腔に関する相談等に必要に応じ対応す ることを新たな要件に加える。

 

2 通所系サービス、居住系サービス及び施設系サービスにおける栄養改善の取組の推 進(★) 【通所介護、地域密着型通所介護、認知症対応型通所介護(★)通所リハビリテーション(★)】

ア 栄養改善加算の見直し
栄養改善加算について、管理栄養士1名以上の配置が要件とされている現行の取 扱いを改め、外部の管理栄養士の実施でも算定を認めることとする。

【通所介護、地域密着型通所介護、療養通所介護、認知症対応型通所介護(★)、通 所リハビリテーション(★)、特定施設入居者生活介護(★)、地域密着型特定施設入 居者生活介護、認知症対応型共同生活介護(★)、小規模多機能型居宅介護(★)、 看護小規模多機能型居宅介護】

イ 栄養スクリーニングに関する加算の創設 管理栄養士以外の介護職員等でも実施可能な栄養スクリーニングを行い、介護支援専門員に栄養状態に係る情報を文書で共有した場合の評価を創設する。

【介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人保健 施設、介護療養型医療施設、介護医療院】

ウ 低栄養リスクの改善に関する新たな評価の創設 低栄養リスクの高い入所者に対して、多職種が協働して低栄養状態を改善するための計画を作成し、この計画に基づき、定期的に食事の観察を行い、当該入所者ごと の栄養状態、嗜好等を踏まえた栄養・食事調整等を行うなど、低栄養リスクの改善に 関する新たな評価を創設する。

 

3 介護保険施設における栄養マネジメント加算の要件緩和【介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、介護医療院】

栄養マネジメント加算の要件を緩和し、常勤の管理栄養士1名以上の配置に関する 要件について、同一敷地内の他の介護保険施設(1施設に限る。)との兼務の場合にも 算定を認めることとする。

 

4 介護保険施設と入院先医療機関との間の栄養管理に関する連携【介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人保健施設、介護医療院】

介護保険施設の入所者が医療機関に入院し、経管栄養又は嚥下調整食の新規導 入など、施設入所時とは大きく異なる栄養管理が必要となった場合について、介護保険 施設の管理栄養士が当該医療機関の管理栄養士と連携して、再入所後の栄養管理に 関する調整を行った場合の評価を創設する。

 

5 療養食加算の見直し(★) 【介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、介護医療院、短期入所生活介護(★)、短期入所療養 介護(★)】

1日単位で評価を行っている現行の取扱いを改め、1日3食を限度として、1食単位の評価とする。